リネージュエターナルには二つの責任がある
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2016年12月12日

リネージュエターナルには二つの責任がある [ 1次CBT ]

NCsoft の野心作 「リネージュエターナル」 が、CBT を通じて、
その姿を大衆の前に現した。

去る Gstar 2011 公開以後、最初のテストだという事で、多くの人々が殺到、
テストが終了した後には、各コミュニティ掲示板がゲーム評価で盛り上がった。
それだけゲーマーたちの関心が高いという証拠でもあった。

Gamemeca





NCsoft の立場でも、「ブレイドアンドソウル」 以後 4年ぶりに登場する MMORPG の新作である為、
売上と認知度、両方で重要な作品という立場だった。

この為、「リネージュエターナル」 の役割も、大きく二つ見られる事となった。


一つ目は、13年ぶりにお披露目される 「リネージュ」 の継承作品として、
「リネージュ」 IP を堅固するという責任があった。
この為にも、原作の要素をゲーム内に充分反映しなければならない。

二つ目は、NCsoft がモバイルプラットホーム攻略の為、多数の新作を準備中の中、
これを支える若いユーザー層を確保しなければならないという事だった。

特に、既存ゲームのサービス期間が古くなっている今、
「リネージュエターナル」 の役割は、さらに重要なものへと変化している。


それならば、果たして 「リネージュエターナル」 は、
上記の役割をまともに遂行する事ができていただろうか?

5日間進行された CBT を通じて、今回のゲームが原作 「リネージュ」 の色を活かせたか、
そして、若いユーザー層を引き入れるに値するコンテンツで武装されていたのか、
今一度よく見てみよう。



●ゲーム内時間 70年が経過しても、一目で分かる事ができる 「リネージュ」

「リネージュエターナル」 は、前作 「リネージュ」 から 70年が経った未来が背景だ。
原作 「リネージュ」 で英雄 「デポロジュー」 と反王 「ケンラウヘル」 のストーリーがあるが、
今回の後続作では、皮肉としか言いようがなくも、堕落した英雄の子孫 「暗黒皇帝」 と、
それに抵抗する反王の子孫 「アルベルト」 の対決が描かれている。

プレイヤーは 「エターナル」 と呼ばれる不滅の英雄となり、
二つの勢力のし烈な争いに飛び込む様になるというのが、大まかなストーリーだ。


反王ケンラウヘルの子孫アルベルトは英雄として育った。


一方、英雄は魔女ケレニスにより堕落してしまう。


上記筋書きの様に、ゲームはストーリーから前作 「リネージュ」 と、密接な関係を引き続けている。
「リネージュ2」が、原作の過去を扱い、完全に他の路線に沿ったのとは比較される部分だ。
これにより、「リネージュエターナル」 では、私たちが良く知る 「リネージュ」 の色を、
より確実に感じる事ができる。


実際にゲームを見てみると、本当に 「リネージュ」 らしく作ったという事を感じられる。
ストーリーは勿論の事、地域,モンスター,NPC,アイテムなど、
全般的にこの様な色が付けられていたからだ。

例を出せば、原作の 「話せる島」 の様に、その姿をそっくりそのまま維持した地域もあれば、
反対に 70年が去った未来という設定を適切に反映した 「ギラン」 や 「アデン」 地域にも、
出会う事ができる様になっていた。


モンスターも、大部分 「リネージュ」 をそのまま受け継いでいる。
「話せる島」 では、以前の様にゴブリンやストーンゴーレム,シェロブなどが登場しており、
本土に進出すれば、「エルモア兵士」 や 「スライム」 にも出会う事ができた。

一つ面白い部分は、一部モンスターの場合、原作 「リネージュ」 の外形を、
そっくりそのまま維持しているという事だ。

この様な部分では、NCsoft その色を受け継ごうと思った努力を伺う事ができた。


慣れ親しんだ 「話せる島」 の風景は勿論の事、


慣れ親しんだ 「モンスター」 たちも目立った。


「リネージュ」 の印象を森ながらも、これを 「リネージュエターナル」 した部分も存在する。
原作 「リネージュ」 で、ランダムモンスター召喚を担当した 「メイプルスタッフ」 は、
今作 「リネージュエターナル」 でも登場しており、
これは特別なダンジョンへと通じる 「亀裂」 を開く為のアイテムへと変化している。

この様に開かれたダンジョンでは、たまにおびただしい量のお金を得る事ができた為、
単純な 「消耗品」 以上の価値を持つアイテムになっていた。


この他にも、原作から最高難易度として悪名高かった 「傲慢の塔」 は、
低レベルから少しずつ挑戦できるダンジョンへと様変わりしていたし、
「話せる島」 の力強いボスモンスター 「バフォメット」 も、ストーリーによって、
比重のある悪役として登場する様になっており、注目を集めた。


この様に、「リネージュエターナル」 は単純に 「リネージュ」 をそのまま受け継ぐのでは無く、
その色を改良して、自分だけの印象を与える様に見せつけていた。


「バフォメット」 など、元々迫力に溢れていたボスは、今作も登場した。


「傲慢の塔」 は、10 レベルを果たせば誰でも挑戦する事ができた。



●詰め込まれた戦闘とコンテンツ。しかし 「無色」 だった

それならば、「リネージュエターナル」 は果たして新規ユーザー、特に、
若者を引き入れるに値するコンテンツを持っていたのか?

一応、そのゲーム性に対しては 「悪くない」 と言える。

戦闘は既存 「リネージュ」 だと思えないほどに、確実な打撃感で武装されていたし、
キャラクター 「入れ替え」 により、次第に戦略的な楽しさも加えられる様になった。

また、コンテンツもクエスト,ダンジョン,PvP,レイドと、全て取り揃えており、
基本となるコンテンツは十分に実装されていた。


戦闘最大の妙味は、プレイヤーが扱えるキャラクターの種類がとても多いという事だ。
また、これを戦闘中に自由自在に入れ替える事ができるという点は、大変評価された。
今回のテストで使えるキャラクターは、大凡 13種類であったが、
どれ一つ全く同じキャラクターは存在せず、全て確実に差別化されたアクションをお披露目した。

序盤に選択できる傭兵団長 「ヘクター」 は、一撃一撃が重たいファイターなら、
反対に黒魔道士 「ジン」 は、まさに多数の敵をそのまま倒すのに特化されたメイジ系列だった。


最大 4人でパーティーを構成して、変更しながら戦う事ができる。


後半になると、他のキャラクターも解放されて、体感できる個性が更に明らかになる。
原作の様におびただしい速度の攻撃を誇り、戦闘の刺激を与えるデスナイト 「ジケル」 や、
少し独特の方式で我軍を支援するヒーラーポジションの 「レオン」、
地面を打ち鳴らしながら敵の攻撃を受ける 「ブロック」 など、
今まで見て来た多様な RPG の属性を持つキャラクターを使える様になった。

この様に、多くのキャラクターが登場するが、全てそれぞれ別の打撃感と、
プレイスタイルを付与していたという点も、高く評価された。


ジンの様なメイジは、敵を無効化させるほどに強力だった。


ジケルは過去デスナイトの様に、おびただしい速度の攻撃を繰り広げた。


キャラクターの 「入れ替え」 は、単純に退屈さを減らす手段では無く、戦略的に活用する事もできた。
趣向通りにキャラクターを入れ替える機能以外にも、
避けにくい攻撃を 「タンカー型キャラクター」 に変えて耐えたり、
敵との距離が遠ければ、「遠距離キャラクター」 に入れ替えるなど、
戦略的な方法で活用する事ができた。

また、PvP 対決では、相手キャラクターの相性を考慮すると共に、
その場合の戦略パターンが何通りも増加して、より迫力溢れる戦闘を行う事ができた。


相対する相手の武器が強そうな感じだったら、


丈夫なキャラクターに変えて、危機を逃れるといった戦略的プレイができた。


この様な戦闘を支えるコンテンツも、テストとしては非常に多く用意されていた。
原作 「リネージュ」 の色が強い 「フィールド PK」 と 「傲慢の塔」、そして、
「オープンフィールド型ダンジョン」 なども存在していただけで無く、
時間制限で進行される 「突発クエスト」 や、「インスタンスダンジョン」 もあった。

これらにより、最小限ゲームをしている中、
コンテンツが不足しているという印象は与えられなかった。


全般的に、ゲーム自らの完成度は高い。
しかし、惜しくもコンテンツが持っている、魅力は低いと言わざるを得なかった。

実際にゲームで出会えるコンテンツの大部分は、
他のゲームでもよく見る事ができるコンテンツであり、大きく脱線もしていなかった。

コンテンツを整える様に盛り込まれてはいたが、
自分だけの固有した色を作り上げる事ができていなかったのだ。


一定地域に入れば発生する 「突発クエスト」 もあり、


よく見られる 「インスタンスダンジョン」 もあり、


フィールド PK まで実装されていた!しかし 「リネージュエターナル」 の色が無い。



●欠点は掴める場所が無いリネージュ。これからは個性を活かす時

今までの内容を振り返ると、「リネージュエターナル」 はとても良く作られたゲームだ。
原作の印象を大量に含んだストーリーや、迫力溢れる戦闘とアクション、盛り沢山のコンテンツ、
そして、クライアントの最適化まで、どれ一つ抜けなく全て満足できる量があった。

しかし、そのゲーム自らの魅力を、時間をかけてみていると、残念さが溢れる。
確実に完成度が高いゲーム性を見せてはいたが、ゲームの固有色に値するコンテンツは無かった。

盛り沢山ではあるが、一つ二つと他のゲームでも良く見る事ができるものが多くて、
別に 「リネージュ」 で無くても良さそうな特徴が多かったからだ。


幸いにも、まだ 「リネージュエターナル」 では 「血盟戦」 や 「攻城戦」 の様に、
テストが行われなかったコンテンツも多い。

この様な部分をまともに活かす事ができれば、確実な 「リネージュエターナル」 の色が出て、
皆を満足させる作品になるのでは無いかと思う。


次の 2次テストでは 「リネージュエターナル」 だけの魅力を見せなければならない。

投稿者 (む) : 2016年12月12日 12:30

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